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慢性的な肩こりと頭痛・めまいで来院(30代女性)

36歳 女性 肩こり OL 用賀在住

肩こりを訴えて来院

社会人になった頃から悩まされている10年以上続く肩こりで、近年特に辛く感じている。原因は、IT系の仕事をしているため、一日中夜遅くまでパソコンに向かっていること。

そして、2年前に子供を授かり、育児にも時間がとられるため自身に向き合う時間があまりとれていないことが考えられる。肩こりが酷くなると、頭痛やめまいを感じることがあり、本当に酷いときは吐き気を催すこともある。

また、お腹の調子もイマイチで、便秘や下痢になることが多く、風邪をひきやすくなった。産後に戻した体重が再び増加傾向にある。マッサージや整体を受けたが一時しのぎでなかなか改善しない。

初回時の状態

  • 僧帽筋、肩甲挙筋、斜角筋に過剰な緊張、圧痛が確認された。
  • 上部頸椎、上部胸椎の可動性が制限され、強い痛みが誘発された。
  • 広背筋、下部僧帽筋、前頸筋群の筋力低下が確認された。

整体後の経過

脊柱の矯正、筋膜のリリースをアクティブリリーステクニックを行ない、5回の整体で約50%改善した。

その後、改善のペースが鈍くなり、望ましい成果が出なくなった。カイロプラクティック整体だけではここが限界と考え、肩こりを引き起こす原因が複数の筋力低下から生じていると考え、週に5回、1日あたり15分ほどのリハビリを行なっていただいた。

この間、整体は2週間に1度の頻度で継続し、初回から半年で80%以上症状が改善した。同時に、コンビニやファストフード中心の食品を、有機野菜や複合炭水化物中心の食生活に切り替え、便秘や下痢、体重の悩みはほぼ回復した。

担当カイロプラクターのコメント

今回のケースは、慢性的な肩こりにより頭痛やめまい、吐き気を催し、生活にかなりの支障をきたしている状態でした。

初期は整体の反応も良く順調でしたが、体力、筋力、代謝の低下、食生活の乱れから生じる消化器系、免疫系の機能異常を含め体質を改善する必要があると考えました。

また、過剰に筋緊張を起こしている肩部位だけでなく、緊張を引き起こす原因である筋力低下の部分に視点を移すことで、一度は滞った改善過程に再び戻ることができたと考えています。

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