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女性のための骨盤矯正・産前産後のケア

骨盤矯正

妊娠中にカイロプラクティックケアをうけるメリット

  1. 良好な妊娠状態の維持
  2. 分娩時間を短縮(出産の負担を軽減)
  3. 腰や首の関節由来の痛み軽減

妊娠中のからだの状態・変化

1. 体重増加

通常時は本人の体重が増加すると自然に体重に見あった筋力がつきますが、妊娠中は赤ちゃんの成長とともに姿勢や筋力のバランスが崩れやすくなり、背骨や骨盤、股関節や膝などに大きな負荷がかかり、腰部に痛みがあらわれることがあります。

2. 分泌されるホルモンのバランス

妊娠3か月をピークに、リラキシンというホルモンが分泌されるといわれます。

【妊娠初期】子宮の安静を確保し、流産を防ぐ働きをします。

【妊娠後期】出産にそなえて産道を確保するため、骨盤の関節を緩くする働きがあります。

3. 14 週目以降は、次のような変化が起こりはじめます。

  • お腹が大きくなる(14 週目くらいから)
  • 骨盤の前側に付いている腹筋が伸ばされる
  • 骨盤の前方が下がり、後方が上がる(骨盤前傾が強くなる)
  • 背骨と骨盤の間の角度が急になる
  • 背骨が前にいく(滑った状態=前弯が強くなる)
  • お尻の筋肉が伸ばされる

ご出産後は、からだの調整に適したタイミングです

産後、骨盤や関節がゆるい状態は、カイロプラクティックによる調整の効果を期待しやすい時期といえます。ゆがんだまま放置し左右バランス悪く固まり、その後の慢性腰痛をくりかえさせないためにも適切な時期に適切なケアをすることをおすすめします。

産後は、体重やおなかの大きさが減少する分、妊娠中に比べ背骨や足への負担は減少します。

しかし育児がスタートし手、首、腰へと別の負担がかかりはじめます。

また、妊娠中の姿勢や筋力のアンバランス、ホルモンによる関節のゆるみの影響が残ることがあり、特にホルモンの影響は産後6か月~9か月続くといわれます。

この期間、骨盤が不安定な状態が続きます。骨盤が不安定のままですと、周囲の筋力の緊張が続き、筋膜の癒着などから姿勢の乱れや痛みが生まれます。

さらにその乱れや痛みが筋肉を緊張させるという悪循環が起こります。また、骨盤のみではなく、からだ全体の関節のゆるみから、手首や腰部などにも関節痛を伴うこともあります。

産前産後の主な訴え

産前産後の主な訴え

妊娠中はもちろん、出産後も育児による腰や肩の痛み、疲れなど様々な体調不良が起こすことがあります。

また、妊娠の後半に差し掛かってくると、お腹もかなり大きくなり、腰の付け根や膝・足・首の痛み、さらに身体を起こすときに使う手首から肩を痛めることが多くなります。

もちろん産後にこれらの症状が残ってしまうこともあります。カイロプラクティックで身体のバランスを整え、出産・育児にのぞみましょう。

産前産後の腰痛

1 産前(妊娠中)の腰痛

妊娠中は腰の前弯カーブが強くなると同時に、腹筋は徐々に引き伸ばされ安定性が低下していきます。

また、妊娠後期になるとホルモンの影響により、さらに不安定性が高まり、腰部の関節や筋肉に大きな負担がかかるため、妊娠中は腰痛に悩まされることが多くあります。

2 産後の腰痛

出産後は骨盤がゆるんだ状態(土台が不安定な中)で、さらに育児の負荷がかかります。腰痛を発生しやすくなります。

メイン症候群(椎間関節症候群)

右図のお尻・骨盤・股関節の範囲に、痛みやピリピリ感やズキズキ感が出ます。これらはお腹が大きくなると反り腰が強くなり、背中の関節や筋肉などが神経を圧迫(絞扼)することで起こります。

そのため妊娠後期にかけて多くみられる症状です。これをメイン症候群(Maigne syndrome)と呼び、この症状は関節を開き、動きをよくすることで大きく改善します。

仙腸関節症候群

仙腸関節は骨盤の主な関節のひとつです。骨盤の不安定性の影響を大きく受けます。症状がおしりの鋭い痛みから、下肢後面の鈍い痛みまで複数存在することが特徴のひとつです。

階段昇降や足ぐみなどで痛みがでることもあります。

梨状筋症候群

梨状筋は、仙骨と大腿骨をつなぐおしりの筋肉で、骨盤の不安定性を補うために産前産後は特に緊張します。緊張が継続するとその下を通過する坐骨神経や血管をしめつけ、下肢がおもだるくなったり、しびれが出ることがあります。

恥骨の痛み

出産に備えて関節や靭帯がゆるくなると、恥骨結合(左写真)も同様にゆるくなります。人間の身体に備わった適切な機能ですが、広がりすぎたり、産後にゆがんだまま再結合を起こすと痛みの原因になることがあります。

腱鞘炎

赤ちゃんの抱っこによる手首への負荷は、出産を機に突然発生します。

慣れない作業が続き、毎日の反復による疲労が蓄積し、炎症がおきます。

親指を他の4本の指でにぎり、写真の動作をお試しください。もし痛みが増すようであれば、早めに施術を受けることをおすすめします。

手足のむくみ

妊娠中は血液量が増える一方、大きくなったお腹に圧迫され心臓の機能がやや悪くなり、全身でむくみが起きやすくなります。

それに伴い手足の感覚異常や痺れを感じることもあります。特にお腹が大きくなってからは下半身がむくみがちになります。

理由1 大きくなったお腹が下大静脈(心臓へもどる血液をおくる腹部の血管)を圧迫

理由2 大きいお腹が股関節を圧迫、関節自体の機能低下や股関節の筋肉の緊張もあり、リンパの流れが悪くなる

股関節・膝の痛み

お腹が大きくなるにつれて、下腿が外向きに開いてきます。

この状態で歩行を継続すると、股関節・膝に痛みを感じることがあります。

関節への負荷、筋肉疲労が蓄積して痛みが悪化する傾向があるため、産後、すぐに回復するためにも妊娠中における適切なケアとエクササイズをおすすめいたします。

産後1~6か月のケアと、カイロプラクティック整体をおすすめする理由

ご出産後、プロポーションが戻らずお悩みの方も多いでしょう。

その対策としてピラティスやヨガを試される方も少なくありません。

当院でも産後ピラティスやヨガをおこなっていますが、その前に10カ月のご妊娠期間で伸びきった腹筋、出産のためにゆるんだ骨盤、難産で歪んだ骨盤をカイロプラクティック整体により調整されることをおすすめしています。

特に調整が必要なのは腹筋です。筋肉はゴムの性質に似ているため、産後直後は伸びきったゴムのようにたるんでいる状態です。この状態で腹筋や腹横筋を一生懸命鍛えてもなかなか綺麗に戻りません。腹筋が付着している骨盤(恥骨)や胸郭(肋骨)の調整がプロポーション改善の近道とスパイナルケアは考えます。

産後ケアのタイミングは、骨盤がある程度固まる前(産後1~6ヶ月)を特におすすめします。

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