用賀駅から1分の整体院・WHO基準のカイロプラクティックで肩こり・腰痛・骨盤矯正・産前産後ケアに特化したカイロ技術を提供します。

お電話でのご予約・お問い合わせ 03-5491-7622ご予約・お問い合わせ
  1. ホーム
  2. スパイナルケアBLOG
  3. コンフェデレーションズカップ ブラジル戦

旧ブログはコチラ

スパイナルケアのBLOG | コンフェデレーションズカップ ブラジル戦

コンフェデレーションズカップ ブラジル戦


こんにちは! 和田です。

さて、昨日は待ちに待ったコンフェデレーションズカップが開幕しました。日本時間午前4:00キックオフでしたが、朝早く起きてご覧になられた方も多いと思います。結果は実力通りの大敗でしたが、ブラジルの力はやはり偉大でした。

各メディアは様々な視点で敗因を分析。中には、ファンやメディアのあり方、レベルが世界最高基準にならなければダメだという論調もありました。どの視点も的を得ているようにも思いますが、まだどのメディアでも報告されていない僕なりの分析をしてみようと思います。

まず、二国間の力関係にはいくつか前提があると思いますが、下記の二つはほぼ間違いない事実だと考えます。

・力の差は大きく、今後もまだ10年以上身体能力や技術、王者としてのメンタリティにおいてブラジルに追いつくことはできない。メンタリティにおいては、日本がW杯優勝を複数回成し遂げるまでは追いつくことはできない。王者の心理は王者しか分からない。
・そのため、何か異変がなければ試合を優位に進めることは難しい。

この二つの前提があることを考えると、日本は決して恥ずかしくない戦いだったと思いますし、勇敢に戦いチャンスも作りました。単にブラジルが本来の力を発揮した試合だったということになります。
しかし、もし日本が勝つことを考えた場合、もう少し違う視点で今回のゲームを分析できると思いました。

まずブラジルの一点目。マルセロの素晴らしいクロスをフレッジが正確なコントロールにてパス、そして絶妙なポジショニングをとっていたネイマールが世界最高峰の技術によるボレーシュートを決めました。
一方、日本にもチャンスがありました。香川、清武が相手コートにて攻め込み、清武のすばらしいループパスに本田が飛び込みボレーシュートを放ちましたが大きくゴールの枠を外してしまいました。

次にブラジルの二点目、アウベスのクロスをパウリーニョが後方に戻りながら正確にトラップし、体勢を崩しながらゴールを決めました。
日本も本田のフリーキックからこぼれ球を前田が体勢を崩しながらシュートを放ちましたがセーザルに防がれました。

この二つのポイントは非常に対象的だったように感じました。ブラジルは結果を残し、日本は残せなかった。ネイマールとパウリーニョはゴールを奪い、本田と前田は決められなかった。セーザルは守ることができたが、川嶋は守れなかった。

初めに挙げた前提が正しければ、来年のW杯までに二国間に存在する差を埋めることはまずできません。そうなると、個の力を磨くという抽象的で大きなキーワードの中から、特に本田が記者会見で述べていたような個々の選手の課題をいかに集中的に鍛えることができるかが勝敗の分かれ目になると感じています。

・川嶋選手が止められるか(2点目の失点はとめなければならないし、3点目も止めることができたかもしれない)
・今野選手が競り合いに勝てるか(マルセロのクロスの際にツートップに余裕を与え過ぎた)
・ボランチがハイプレッシャーの中でもボールをとられずにコントロールできるか(ボランチ二人のミスは非常に目立った)
・サイド攻撃をブラジル相手にも通用させることができるか(サイド攻撃の頻度は少なく、多くが機能しなかった)
・FWは決めるべきところを決められるか(前田、本田は決められなかった)

まさに本田が指摘したポイントが今回の大敗の原因だったように思います。ボール支配、身体能力や細かい技術の差、徹底したプレス戦略からの高精度のカウンター、想像力溢れるファンタジーをブラジルレベルの相手に上回ることはできません。しかし、上記にあげたような個々の選手の課題に関してはクリアできるところはあると思います。

本番まであと一年。次のイタリア戦、メキシコ戦を含め課題を明確にし、最高の準備を整えてもらいたいと思います。最高の準備が整えば、前回の南アフリカ大会と同様、運と流れは日本に味方してくれるのではないでしょうか。

また、10年、20年後に日本の選手達が世界のトップリーグのトップチームの主役として、ブラジル人以上の存在感を見せることができるようになった時が、ブラジルに3-0で大勝できる時なのだと思います。
そこを目指してジュニア、ユースレベルでの意識変化が求められるのは言うまでもないでしょう。

日本人の可能性に期待しているサッカーファンでした。

2013年6月20日 カテゴリー: