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コンフェデレーションズカップ まとめ~日本が世界のトップになる日~


こんにちは! 和田です。

梅雨があけて随分と暑くなりましたね"
朝ジョギングをすると汗びっしょりになります。

さて、サッカーのコンフェデレーションズカップが終わり、いよいよワールドカップまで1年をきりました。W杯ではベスト4以上、何人かの選手は優勝を目標と宣言していますが、本当にがんばってもらいたいですし、今からとても楽しみです。

今回は課題がたくさん見つかった良い大会でしたし、世界のトップレベルとの差がどれだけあるか、とても明確になりました。決勝戦のブラジル対スペインは予想外の展開になりましたが、スペインの復讐、ブラジルの復活という面白い展開となり、サッカー界は今後益々盛り上がるのではないでしょうか。

個人的には、スペインのサイクルはまだ終わっておらず、今回のレギュラーに加えて、チアゴ・アルカンタラ、ダビド・シルバ、マタ、セスク、ビジャ、そしてトーレスのコンディションさえ整えばまだ牙城を崩すのは難しいと感じます。

では、日本は世界のトップクラスにどうすれば勝てるのか?何が足りないのか?について。
この2点は永久に続く議論かもしれませんが、今回はシンガポール初代首相で、歴史に名を残す戦略家であるリー・クアンユーの考えをヒントに考えてみました。

リー・クアンユー氏の考え方をまとめた新著「The Grand Master's Insights on China, the United States, and the World」の中で、今後中国がどのように覇権国家アメリカに挑むべきか述べられています。
中国はかつての超大国である歴史を考えると日本サッカーの歴史とは条件が異なり比較できませんが、途方もない差を埋めるためにどのようなアプローチをとるべきか参考になると感じました。

要点:

・中国は今後数十年でGDPは米国を抜くかもしれないが、創造性や民主的な制度に追いつくには100年あっても足りないかもしれない。
・自分達の現状をみつめ、米国により多くの若者達を留学させ、斬新な考え方や世界で通用する人材育成を行い、着実に力をつけることが重要である。
・軍事的な衝突をしても米国に敵うはずはないので、平和的かつ建設的に自分達の経済成長に専念するべきである。
・中国語が母国語であることは間違いなく不利であり、シンガポールのように第一言語を英語にすることができないデメリットは大きい。シンガポールの第一言語が英語、第二言語が中国語なのは偶然ではない。

さて、簡単に要点をまとめてみましたが、これをサッカーの歴史が浅いですが急速に成長を遂げている日本と、サッカー覇権国家のブラジルやスペインと重ね合わせて考えています。

・日本は今後数年、数十年でビッククラブでプレーする選手がさらに出てくるかもしれないが、代表チーム、Jリーグ全体で考えた場合、創造性や個人の身体能力が追いつくまでにはまだ途方もない時間がかかる。
・海外でプレーしなくてもJリーグでも十分成長できると考える選手もいるが、この考えでは間違いなく世界トップには追いつかない。とても厳しい道だが、トップリーグのトップチームに日本人選手が溢れる状況を目指さなければ差を縮めることはできない。
・現時点では大敗するのは仕方ない。現代表選手が子供時代に世界トップレベルで戦った経験を持つコーチは皆無であり、誰も世界でトップをとるためのコーチング技術も持ち合わせていなかった。選手を非難することはできない。自分達の現状を受け入れて、ビッククラブに数名の選手が入れたことに浮かれることなく、成長することに専念すべきである。
・日本語が母国語であることはサッカーをやる上ではほぼ間違いなく不利である。世界のトップを目指すには、日本語以外の言語をジュニアユース、ユース時代から身につけるべきである。

最後に、選手だけでなくコーチや監督、フィジカルコーチ、医療スタッフ、代理人など関係者も選手と同様に世界のトップレベルで通用するか周りから評価を受けるべきだと思います。
なぜ日本人が世界のビッククラブで監督を努めていないのか?
なぜ手術やリハビリが海外で行なわれることがあるのか?
代理人は世界のトップレベルの選手のキャリアをうまくコーディネートしたことがあるのか?

よく監督経験者の方が、テレビで代表選手に期待を込めて喝を入れることがありますが、あななたちのレベルはどうなの?と選手や国民は評価しても良いと思います。日本人はフィジカルで不利なのであれば、フィジカルコーチに求められる能力というのは必然的に非常に高くなるはずです。

偉そうに分析しましたが、現状は中国が経済力、軍事力、文化を含めてアメリカに挑む途方もない差を克服するのと同じくらい、日本サッカーが世界の覇権に挑むことも難しく時間がかかる道のりになると思います。ベスト4、ベスト8に運良くなれることはあるかもしれませんが、2、3度優勝するまでにはもしかすると100年以上かかるのかもしれません。

以上、三流小国家を超一流国家に導いた偉大な戦略家の考え方を日本サッカーに照らし合わせて考察してみました。(誰も読まないかもしれませんが")

ブラジルワールドッカップ、本当に楽しみにしています!

2013年7月13日 カテゴリー: ┣King