幸福感に影響を与える外的要因
こんにちは!幸せ研究家の和田です。
さて、今日はよくまとまった「幸せに影響を与える外的要因」について、今までの研究がまとめられた記事がありました。
今回は4つの項目に分かれていますが、詳細は以下の通りです:
①幸せを感じる仕事時間 ②幸せを感じる年収 ③幸せを感じる子供の数 ④幸せを感じる通勤時間
・幸せを感じる仕事時間
スイスのルツェルン大学のサイモン・ルーチンガーの研究によると、1週間に33時間が適正だということでした。つまり、一日6、7時間。アフター5も楽しめますし、多くの人が納得するのではないでしょうか?
・幸せを感じる年収
2002年のノーベル経済学賞を受賞した米国の心理学・行動経済学者のダニエル・カーネマンとアンガス・ディートンは、「Gallup-Healthways健康指数」を分析し、次のように結論づけました。
お金があれば幸福が買える--ある程度までは。その額は、75,000ドル(約6百万円)。 この値までくると、それ以上は高い人生評価にはつながるが、幸福感につながるかどうかは分からないようです。
米、英、日本などの先進国の幸福度が低く、デンマーク、メキシコ、ニュージーランドなどの幸福度が高いことを考えると、やはりお金で幸福が買えるのには限界があるとうことかもしれません。
・幸せを感じる子供の数
答えは、一人のようです。 子どもをひとり持つと、まったくいない場合よりも親は幸せになるという統計は多いようです。しかし、子どもの数はアイスクリームの数とは違って、多ければ多いほど幸せになるとは限らないとのこと。また、子どもたちが家を去ると親の幸せは増加するとのこと。
私は一人っ子ですが、両親が幸せに感じている事を望みます。 ちなみに、実家にたまに帰りますが、たまに会うくらいの方が確かに幸福感が高いように感じます。
・幸せを感じる通勤時間
スイスの研究者アロイス・スタッツァーとブルーノ・フライによれば、20分以内が適切だとのことです。30分をすぎると不満が募ってくるという結果が出ています。また、両氏は通勤に1時間を要する人の場合、職場に歩いて通える人と同程度の満足度を得るためには、その人よりも40%多くお金を稼がなければならないと述べています。
今回の研究の総括としては、かなり的を得ているのではないか?と個人的には感じます。 国籍や住環境が違っても、やはり人間が幸せを感じる本質的なことはあまり大差がないということでしょうか。
時代が変われば条件も変わるのだと思いますが、一人でも多くの人がこのような条件を満たした生活ができる世の中が来ること。そして、外的要因を完全に満たせなくても、自身の心で幸せを享受できるになる心得、教養が備わると望ましいと思います。
2012年10月23日 カテゴリー: ┣King