メルボルン
こんにちは! 幸せ研究家の和田です。
さて、今回は試験のために一週間程オーストラリアのメルボルンに行ってきました。僕にとってメルボルンはとても縁のある場所で、高校時代の修学旅行、そしてカイロプラクティックを学んだ大学がある町でもあります。そんなメルボルンですが、クオリティ・オブ・ライフが高く、住みやすい町として世界トップランクの常連です。様々な機関が独自の視点でランキングを出していますが、その中で英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表しているランキングでは、10年以上ベスト3の常連になっており、2011年は王者バンクーバーを破り、1位に躍り出ました。今回は改めてなぜメルボルンがそんなに住みやすいのかを肌で感じてきました。
①人ごみ: まず数日間で感じたことは、東京と比べ人ごみがないこと。ストレスを感じるような距離感まで周りの人は近づいてこないですし、肩がぶつかるようなこともありませんでした。もちろん、満員電車もなくとても快適です。
②奇麗に区画整理されたコンパクトな町: 道に迷うことはなく、どの道を歩けば目的地に到達できるのかとても明確で分かりやすいです。シティは、縦1km、横2kmと非常にコンパクトにまとまっていますので、歩いて中心部を散策することができます。路上にゴミが落ちていることも少なく、馬車が通っている町の中では衛生面も非常に管理され、匂いがすることもありませんでした。
③便利な交通網: シティ内外には日本顔負けの便利な交通網が整備され、シティ内にはフリートラムとバスがあり非常に便利です。
④新旧混在したハイセンスな建物: ヴィクトリア調の古き良き建物から、現代のアーティスティックな建物が混在、融合しており、散歩するのが楽しくなります。
⑤自然との調和: シティの内外にはとても奇麗な公園があり、憩いの場になっています。
⑥暖かい人々: オーストラリアの中でも、ある州は米国並みに訴訟が多いようですが、メルボルンに関しては非常に優しく親切な人が多い印象です。
⑦レベルの高い教育: シティの中には世界でも有名な大学が複数校あり、世界各地から様々な人種の留学生達が学んでいます。
⑧治安の良さ: 深夜になると殺傷事件が起きることもあるようですが、基本的に銃声などはありません。
⑨仕事にあくせくしていない: 基本的には、ビジネスマンは6時前後には仕事を終えて、アフター5を楽しんできます。
⑩一時間のドライブで大自然を満喫できる: シティから約一時間の距離に、フィリップ島やグレートオーシャンズロードの入り口があり、自然を満喫できます。
このような要素が世界でもトップクラスの住み易さを誇る町にしているのかな?と感じました。また、東京やニューヨークのように様々な物がありすぎるのではなく、シンプルで静か、かつ自然と調和した生活ができる点が住み易さ、クオリティ・オブ・ライフを高める要因だと思われます。将来的には東京も交通や町開発が改善されれば、より素敵な町に生まれ変わると思いますので、日本人にも海外の人にも住みやすい世界トップレベルの町になることを期待しています。それまで、満員電車と交通渋滞を我慢するしかありません….
以上、メルボルン調査でした。
2012年7月30日 カテゴリー: ┣King