MRワクチン
皆さまこんにちはー。院長です。
私ごとですが、先日、MRワクチン（麻疹と風疹の混合ワクチン）を打ってきました。
正直、ワクチンは苦手なんですが、
私も所帯を持つ人間ですし、なにより妊婦さんを見る立場として、
こりゃ打っとかなきゃと。
ご存じだと思いますが、風疹の免疫のない女性が妊娠初期に風疹にかかると、
風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性風疹症候群（CRS）と総称される障害を引き起こすことがあります。
ちなみにCRSとは...
･･･････････････････････････････････
低出生体重のほか、眼球異常（白内障(はくないしょう)、緑内障(りょくないしょう)、網膜症(もうまくしょう)、小眼症(しょうがんしょう)）、難聴、心奇形（動脈管開存症、心室中隔欠損症、肺動脈狭窄症など）、中枢神経障害（精神発達遅延(ちえん)、脳性麻痺(のうせいまひ)、小頭症(しょうとうしょう)など）など永久障害を残すものと、血小板減少性紫斑病(しはんびょう)、肝脾腫(かんひしゅ)、肝炎、溶血性(ようけつせい)貧血、大泉門膨隆(だいせんもんぼうりゅう)、間質性(かんしつせい)肺炎など生後一過性に認められるものがあります。
異常の程度とその頻度は、ウイルス感染と妊娠の時期の関係によります。本症の発生頻度は、妊娠４週以内では30～50％、５～８週で25％、９～12週で８％、妊娠前期で20％といわれています。
（gooヘルスケアより）
･･･････････････････････････････････
とくに妊娠初期であればあるほど確率は高くなるらしく、
妊娠してから、1ヶ月以内だと50％以上の確率だとか。
ですから、風疹の予防接種を受けた＆羅漢した記憶があるから大丈夫という方もいまいちどチェック！
「記憶」だけでは不確かなので、
母子手帳などを見直して「記録」も見つけましょう。
ちなみに私は母子手帳に母親の字で、
「泰之、2歳時に風疹にかかる。」
と書かれていましたが、予防接種は一度もうけていないのと、
本当にかかったか母親にきても曖昧な部分があったので、受けることにしました。
また、昭和54年4月2日から昭和62年10月1日までに生まれた人たちには、
風疹の予防接種を受けていない方が多いらしいので、ちゃんと「記録」を探しましょう。
（詳しくは「ゼクシィnet」で）
というわけで、
これから妊娠を考えている夫婦や、
妊娠している奥様のダンナさまは、
今一度「記録」を調べるか、専門機関で相談してください。
わからなければ打った方が確実です。
以上、めずらしくマジメな院長でしたー。
院長
****************************************
こうすれば出来るウイルス院内感染対策―麻疹・風疹・水痘・ムンプス [単行本]著者：浅利 誠志
出版：最新医学社
(2007-07)
****************************************
2013年7月 1日 カテゴリー： ┣院長